※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。
施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。

※以下、アンケート内容の書き起こし文です。
●訪問施術を受ける前は、どんな症状にお悩みでしたか?
「右臀部に痛みを感じていましたが、治療(鍼、灸、マッサージ)の結果、痛みが消えました。次は、間欠性跛行を克服し、長距離を歩けるようにしたいです。」
●痛みの強さ
Wong-Bakerフェイススケールにて、
開始前:4 ⇒ 2
●からだの動きにくさ
Wong-Bakerフェイススケールにて、
開始前:4 ⇒ 2
●訪問施術を受けてみた感想をいただけましたら幸いです(^^)
「鍼治療はもっと痛みを感じると思っていましたが、思ったより楽に治療することができます。何よりも、自宅まで来て治療してもらうのは本当に助かります。」
●訪問施術を受けようか迷っておられる方に、一言頂けましたら幸いです (^^)
「鍼灸師さんにお任せで安心して治療が受けられます。また自分でも軽いストレッチを心がけると良いと思います。」

●症状の経過:
初回訪問の数か月前から右臀部が痛み、整形外科では腰部脊柱管狭窄症と診断され、ときには手術を勧められていたそうです。
歩くと徐々に痛みが強くなり、歩き続けるのは200mほどが限界だったそうです。
訪問施術は週2回の頻度で続けました。
右臀部に痛みを訴えていたものの、腰には痛みを訴えず、腰の筋肉の緊張も強くなかったため、比較的早く回復するのではないかと考えました。
施術は、右臀部への鍼を主に、灸や軽いマッサージ等も行いました。
開始から9ヶ月、歩行を続けると脚が重くなるものの、痛みは軽いまま保てるようになり、200m先へのゴミ捨て場への往復も難なくこなせるようになりました。
11ヶ月目、施術を週1回に落として経過をみていくこととなりました。
網代で旧友の方々と呑み交わすという目標、少しでもお手伝いできたらと思っています。

●症状についての解説(私見含む):
臀部(お尻)の痛みと鍼灸マッサージ
この方は鍼の施術開始から約9ヶ月で、歩き続けたときに脚が重くなってくるという症状は残っているものの、あまり痛みを気にせず歩けるようになりました。
脊柱管の狭窄状態がたった9ヶ月で変化するとは考えられません。
よってこの方の痛みの主原因は、脊柱管内の狭窄による神経圧迫ではなく、右臀部の筋肉なのではないかと私は考えています。
脊柱管内の狭窄など腰部が原因ではなく、臀部の筋肉が原因となる坐骨神経痛は、「梨状筋症候群」などの疾患によるものです。
脊柱管の手術を行ったものの症状が変わらなかった症例や、坐骨神経痛は軽くなったものの、画像上では脊柱管の狭窄の程度は変化していなかった症例などが、以前より報告されています。
よって、腰部だけでなく、臀部も注視して、施術していくことが大事と考えています。