
※以下、アンケート内容の書き起こし文です。
●訪問施術を受ける前は、どんな症状にお悩みでしたか?
「首、肩が凝り、腕は動かせず、背中が張り、呼吸するのが苦しかった。 」
●痛みの強さ
Wong-Bakerフェイススケールにて、
開始前:5 ⇒ 2
●からだの動きにくさ
Wong-Bakerフェイススケールにて、
開始前:4 ⇒ 2
●訪問施術を受けてみた感想をいただけましたら幸いです(^^)
「4、5回治療後からかなり痛みが和らぎ、現在3か月目、ほぼ日常生活に戻っています。 腰、膝も治療して頂き、共に楽になっています。」
●訪問施術を受けようか迷っておられる方に、一言頂けましたら幸いです (^^)
「最初、鍼を刺す事に抵抗がありましたが、痛みのツボをさがしながら治療して下さるので鍼の痛みは感じませんでした。」

●症状の経過:
初回訪問の2か月前から右後頭部から右肩、右腕にかけて痛み、整形外科では頸部脊柱管狭窄症と診断されていたそうです。
右腕を前や後ろに上げようとすると痛くて挙げられず、背中も張って呼吸するのも苦しかったそうです。
また、洗濯物や布団を干したり、食器を上の棚に置くなどの動作ができなかったそうです。
訪問施術は週1回の頻度で、右肩関節への鍼を主に、灸や軽いマッサージ等も行いました。
この方は、頚椎が原因ではなく、「年齢肩」の軽症例と考えられました。
年齢肩ながら、就寝時の痛みが軽いため、比較的早く回復するのではないかと考えました。
開始から4ヶ月、痛みはかなりおさまり、上の棚に皿を置けるようになりました。
そして6ヶ月目、軽い洗濯物なら物干し竿に掛けられるようになり、施術終了となりました。

●症状についての解説(私見含む):
頸椎が原因と間違えられやすい? 肩関節の痛み
頚椎症性神経根症や、頸部脊柱管狭窄症という疾患などでは、頸椎(首の骨)が原因で腕に痛みやしびれが生じることがあります。
他方、五十肩(肩関節周囲炎)などの肩関節疾患でも、腕や手まで痛みやしびれが感じられることがあります。
そのためか、頸椎のレントゲン画像に多少なりとも異常があると、肩関節の問題を見逃されていることがあるように感じています。
前述の方も、頸椎ではなく肩関節の問題だと考えられた例でした。
事実、首には施術していなかったのです。
肩関節に問題がない場合は、頸椎に問題があったとしても、ほとんどの場合は腕を上に挙げたり後ろに回す動作が可能です。
(布団の上げ下ろし、洗髪、エプロンのヒモ結び、等々)