訪問の現場で、「これって実は股関節由来では?」と疑う患者さんが時々おられます。
たいてい、「腰部脊柱管狭窄症による坐骨神経痛」などと診断されているのですが、よく診てみると、股関節に由来する症状がみられる場合があるのです。
痛みの感じられる範囲は、坐骨神経痛と股関節痛は似ているため、やや判断しにくい事があります。
ただ、坐骨神経痛にはみられず、股関節痛にはみられる症状もあります。
そけい部(パンツの前下縁の線上)の痛みは、股関節痛には特徴的な症状です。

太ももを上げたり開いたり、内向き、外向きにひねったりする際や、階段を上る時、便座にしゃがむ時、便座から立ち上がる時などに、そけい部や殿部の外側に痛みが生じます。
鋭い痛みとともに、なにか引っかかるような感覚が生じることもあります。
たいてい、「腰部脊柱管狭窄症による坐骨神経痛」などと診断されているのですが、よく診てみると、股関節に由来する症状がみられる場合があるのです。
痛みの感じられる範囲は、坐骨神経痛と股関節痛は似ているため、やや判断しにくい事があります。
ただ、坐骨神経痛にはみられず、股関節痛にはみられる症状もあります。
そけい部(パンツの前下縁の線上)の痛みは、股関節痛には特徴的な症状です。

太ももを上げたり開いたり、内向き、外向きにひねったりする際や、階段を上る時、便座にしゃがむ時、便座から立ち上がる時などに、そけい部や殿部の外側に痛みが生じます。
鋭い痛みとともに、なにか引っかかるような感覚が生じることもあります。
●見逃されがち? な股関節由来の痛み
整形外科的な用語で、ヒップ-スパイン(股関節-腰部)症候群という言葉があります。
腰の障害も、股関節の障害も、ともに影響を及ぼし合うとのことで、どちらにも注視すべきなのですが、どちらかというと腰を注視するだけで、股関節は置き去りにされてしまうことが多いのかも知れません。
長年おなじ病院に通ううち、軽く流されて見落とされている場合もあります。
そのような場合、他院でセカンドオピニオンを頂くのも一手です。
当院では、そのような場合、紹介状をお渡しすることもあります。
股関節が疑わしいことを明確に伝えることで、誤診を防げればと思っています。
整形外科的な用語で、ヒップ-スパイン(股関節-腰部)症候群という言葉があります。
腰の障害も、股関節の障害も、ともに影響を及ぼし合うとのことで、どちらにも注視すべきなのですが、どちらかというと腰を注視するだけで、股関節は置き去りにされてしまうことが多いのかも知れません。
長年おなじ病院に通ううち、軽く流されて見落とされている場合もあります。
そのような場合、他院でセカンドオピニオンを頂くのも一手です。
当院では、そのような場合、紹介状をお渡しすることもあります。
股関節が疑わしいことを明確に伝えることで、誤診を防げればと思っています。