2022年05月27日

【お客様の声】 82歳 男性 帯状時疱疹後神経痛(右手指の痛み) 「痛みはさほど気にならなくなり、指も曲がるようになりました。 」

31863551-2280-49BD-AA61-1CDB6FF58F83.jpg

※以下、アンケート内容の書き起こし文です。

●訪問施術を受ける前は、どんな症状にお悩みでしたか?

「帯状疱疹の後遺症が残り、親指と人差し指が曲がらなくなったのですが、完全に曲がるようになりました。」

●痛みの強さ

Wong-Bakerフェイススケールにて、
開始前:4 ⇒ 2

●からだの動きにくさ

Wong-Bakerフェイススケールにて、
開始前:0 ⇒ 0

●訪問施術を受けてみた感想をいただけましたら幸いです(^^)

「医者の指示の薬を飲んだのですが全然回復しなかった。」

●訪問施術を受けようか迷っておられる方に、一言頂けましたら幸いです (^^)

「(※コメントなし)」


A356D244-0694-4828-B4A5-CD09362CC31E.jpg
●症状の経過:

右腕に帯状疱疹を発症したものの治療が遅れ、帯状疱疹後神経痛が親指や人差し指の指先に残ってしまった方でした。

初診時も、寝ていても痛みがうずいて寝付けないこともあったようでした。

また、痛みが強く動かせなかったときもあったようで、そのためか指の関節が固まり(拘縮)曲がりにくくなっていました。

帯状疱疹後神経痛にともなう拘縮は、初めて目にする症状でした。


施術は週1回、神経痛の残存している局所に加え、その神経の根元にあたる首の後ろ側や、拘縮している指の関節部にも鍼を行いました。

灸や軽いマッサージ、ストレッチ等も併せて行いました。


痛みのフェイススケールは施術開始当初は4でした。

施術6回目で2とかなり緩和しましたが、関節の拘縮はまだみられていました。

その後、拘縮も徐々に改善していき、指を丸めたときに空いていた隙間もぴったりとつくようになり、施術13回目で終了となりました。

8DB3C8CF-E2C6-429B-B216-2CCE9377B35B.jpg

●症状についての解説(私見含む):

帯状疱疹後神経痛と鍼灸マッサージ 

帯状疱疹の発症後、治療開始が遅れたり、身体的・精神的ストレスのために治癒が遅れると、その後に延々と痛みが続くことがあります。

これは帯状疱疹後神経痛と呼ばれるもので、難治性の痛みの代表的なひとつです。

なにをしても引かない痛みに何十年も悩んでいる方もおられます。

鍼灸による改善も限定的で、私の施術例でも約7割の方は症状不変でした。

一方、約3割の方は症状が軽くなり、約1割の方は症状が気にならない程度まで軽くなりました。

アロディニアと呼ばれる感覚異常(軽く触れただけでも痛みを感じてしまう)がみられない方は、改善がみられやすいようです。

前述の方もアロディニアがみられなかったため、改善できたのではないかと考えています。

posted by ヤノケン at 20:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。