2020年07月30日

加齢による姿勢、背骨の変化

●「背すじを伸ばしなさい!!」 って言われても・・・

訪問をしていると、
「ちゃんと背すじ伸ばしなさいよ! だから丸まっちゃうのよ!」

と、お母さんを叱る娘さんをあちこちのお宅でよく見かけます(^^;)

そんなに責めないで下さいね…と言いたくなるときもあるほど…

お歳を召された方は、若い方と同じように背すじは伸ばせません。

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背筋が弱いからでも、伸ばそうとする意志がよわいからでもなく、背骨(椎骨)や椎間板が少しずつつぶれてきた結果なのです。



●円背の原因は、背骨の前側がつぶれやすいから

椎骨は、後ろ側よりも前側がつぶれやすくできています。
椎骨が圧迫骨折を生じると、さらに前側が大きくつぶれます。

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そのため、背中が丸まったようになってくるのです。

円背は背骨がつぶれてきた結果であり、つぶれた背骨を元にもどすことはできません。
整体などで背すじが真っすぐに戻ることもありません。




●円背が円背をさらに進行させる、悪循環

背中が丸まると、背筋の負担が増します。
それは、背中や腰の痛みを引き起こし、動くのを億劫にします。 

背筋も弱まり、さらに背すじを伸ばしにくくなります。

そして、背骨(椎骨)の前側への負荷がさらに増し、前側がさらにつぶれてきます。

その悪循環を断ち切り、円背が進行するのを少しでも防ぐことが大事です。



●円背の進行をおさえるために

骨密度がさらに低下して圧迫骨折を生じないようにお薬を頂くことは大事です。
背筋をケアして痛みや疲労を緩和したり、リハビリで背筋を強くしたりすることも、お薬とともに重要です。

杖や歩行器、手すりなどを使用して、背筋の負担を減らすこともお勧めです。

鍼や灸・マッサージ、整体などでは、丸まった背骨をまっすぐに戻すことはできません。
しかし、円背のために疲労した背筋をほぐすことにより、痛みをやわらげたり、動きを円滑にすることは期待できます。
posted by ヤノケン at 19:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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