「ほんの近所を歩くのもままならず、家事もほとんど夫に頼んでいたのが、
1キロ先のモールにも歩けるようになりました!」
●疾患:腰椎圧迫骨折後の腰痛、下腹部痛
●アンケート日: 初診より約6ヶ月後

●症状の経過
自宅内で転倒、第2腰椎の圧迫骨折を生じて1ヶ月半入院されていました。退院後10日ほどで再び痛みが強くなり、寝返りや立ち上がりもつらくて、ゴミ出しも家事もろくにできないとの事でした。
また、腰痛とともに下腹部にも痛みが生じるようで、ともに腰椎圧迫骨折によると診断されていました。
発症3ヶ月後より週2回の鍼灸を始め、当初の1ヶ月ほどは数時間軽くなるも、その後は再び痛みが戻ってしまうようでした。退院後から通所し始めたデイサービスでも、なかなか運動メニューをこなせずにいたようです。
しかし、その後は徐々に痛みが軽くなり、ゴミ出し、町内会の会合、そして1km先のショッピングモールへも歩けるようになりました。
下腹部の痛みはほぼ消失し、腰痛は残るものの、歩いているときにもあまり気にならなくなったようです。
初診から6か月後、週1回に減回しましたが、痛みはほぼそれまでのレベルに保てています。

ただし、圧迫骨折の痛みは鍼灸で軽くなったからと言っても油断は禁物です。
圧迫骨折の大きな原因は骨粗鬆症です。
整形外科等、お医者様のもとで骨粗鬆症に対する治療を継続することも大事です。
その上で、鍼灸マッサージは痛みの緩和が期待できる方法のひとつなのです。