2023年02月24日

【お客様の声】 92歳 女性 左右の膝の内側の痛み  「(※娘様談)翌日、いつのまにか階段を昇り降りしていました。」

※以下、アンケート内容の書き起こし文です。
 ※ご本人は認知症のため、娘様にご記入頂きました。 

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●訪問施術を受ける前は、どんな症状にお悩みでしたか?

「膝の痛みで歩行が困難になる状態でした(92歳母)」

 
●痛みの強さ
(※認知症で聞き取りは困難なため行わず)
 

●からだの動きにくさ

 Wong-Bakerフェイススケールにて、
開始前:4 ⇒ 1


●訪問施術を受けてみた感想をいただけましたら幸いです(^^)

 「他の病院(内科等)の受診もあり、高齢の母を連れていくのは大変でしたが、訪問して頂けるので仕事を休まずに受診でき助かっています。」


●訪問施術を受けようか迷っておられる方に、一言頂けましたら幸いです (^^)

「整形に10年以上通っていましたが、治らなかった膝の痛みが軽くなっています。整形受診では思わしい結果の出ない方にはぜひ試してみられるようお勧めします。」


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●症状の経過:

認知症のため、膝をかばう意識がない分、痛みの変化が直接行動に現れる方でした。
私の顔も、私の施術を受けたことも毎回覚えていませんでした。
それゆえ、施術に大きな気付きを頂きました。

初見で、軽度の変形性膝関節症にともなう鵞足炎(がそくえん)という症状が主にみられました。

初回の施術においては、鍼灸施術の質、量ともに軽めにとどめるようにしています。

この方においても、初回は軽めの刺激にとどめて鍼灸を行いましたが、翌日に状態確認で娘様にお電話したところ、

「いつのまにか、階段を昇り降りしていました! 
これまでは階段に行くことなど、まずありませんでした・・・」

と、とても嬉しいお声を頂けました。

鵞足炎などの筋腱付着部炎と呼ばれる慢性痛には、軽めの刺激が適しているのではと感じられた、貴重な経験のひとつでした。

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 ●症状についての解説(私見含む):
変形性膝関節症にともなう鵞足炎(がそくえん)

鵞足炎は、膝の内側の痛みとして頻繁にみられる症状のひとつです。

TV等では、すりへりが生じている関節のスキマ(関節裂隙)ばかりが強調されています。

しかし、実際には鵞足部の痛みのほうが強くみられることも少なくありませんでした(私の経験上)。

そのような場合は、鵞足部の炎症や太もも内側の筋肉の緊張を緩和できれば、関節が多少すりへっていても、あまり痛みを気にすることなく過ごせることも少なくありません。



posted by ヤノケン at 20:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする